文部科学省は本日、9月13日に開催したスポーツ・青少年分科会(第61回)の配付資料を掲載した。
- 幼少期における異年齢の子どもたち同士での「群れ遊び」を通じて、自然と力加減や人の痛みを知り、思いやりが育まれる。
- 子どもの頃に自然の中で思い切り遊んだ体験は、思い切り命を燃やして生きた記憶として、その後人生で行き詰まったときに、最後の心の支えとなってくれる。
- メディアを中心に世の中に流通している情報は、ほぼ全てが、心地よく感じられるよう計算され加工された情報であり、そのような環境の中でのみ育ってくると人間としての「許容量」が狭いままになってしまう。自然の中で、気持ちの悪い物や不快な物にも触れながら、その存在を認める経験を積むことで、大人になったときに、思い通りにならない他者や状況に直面したときにも、うまく対応していくことができるようになると考えられる。
- 他者や他の生物への配慮を含め、社会全体を考える人間を育むためには、教育的視点に裏打ちされた自然や文化などに触れる幅広い体験が必要である。
資料5 青少年の体験活動の推進の在り方に関する部会「これまでの意見のまとめ」
自然体験を行ったことのある青少年の割合が年々減少
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